方丈記、俺記。

このブログに書かれているすべては「嘘」である。

権威と民主主義と普通

おいら含めてすべての人は"ただの人"である。ところがそれでは落ち着かないという現象がたくさんある。会社を経営したり、母親になったり、タクシーを運転したり、戦争に赴いたり、皇室に入ったり。

本来はただの人である人はそういった立場になるという事は考えていないし、ただの人でいたくないという人間は少なくはないが、これは誠に危険な事である。

車を運転すると人が変わるとか家庭内暴力や、イラク戦争での拷問など、例をあげればきりがないが、ただの人がある種の権威をもったり、持ちたがるとロクなことがない。

そういった意味では民主主義とは誰が偉くなるかわからないという前提があり、偉くなるつまり、思い通りになる部分を増やしたいという欲が一般的で、それは時に人のためという大義名分を持つが、ひっくり返せばとんでもない悪になり得ることは上記の通り。

ただの人でいることがどれだけ難しく、幸せなことかをどれだけ意識しているだろうか。

仕事をしていると世界を見ろ、大きなことをしろ、楽しいことをしろ、素晴らしいことをしろと方々で聞こえる。

それらは一体人間のどの幸せをになっているのかと聞きたくなるし、そう仰るそちらはただの人の何がいけないのかと思うのである。なんの欲なのか。

ただの人であるということをどれだけ意識するかは、自分と社会の付き合いの中で重要なことだとつくづく思う。